特許事務所ってどんなところ?
特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の権利を取得するためには、特許庁に手続きを行う必要があります。特許事務所では、これら権利の取得・維持に関するサービス全般を提供しています。
- 特許庁への手続の代理
- 各種書類提出・料金納付期限の管理
- 侵害調査・無効鑑定
- 先行技術調査
- 海外特許事務所との連携
特許を取るためには必ず特許事務所に頼まないといけないの?
権利取得のために必ずしも特許事務所を利用する必要はありません。日本国内に住所又は居所(法人にあつては、営業所)を有していれば、個人、法人問わず本人が手続き可能です。
特許事務所に頼むとどんな良いことがあるの?
より効率的かつ確実な手続き
特許権等の権利取得のためには、特許庁に対し、法律で細かく決められた方法で正しく手続きをする必要があり、不備があった場合、出願が認められない可能性があります。また、特許権、意匠権、商標権においては、出願すれば必ず権利が発生するわけではなく、特許庁による審査を受けた上で、場合によっては内容を修正したり特許庁へ説明をしたりしながら、取りたい権利範囲と特許庁が認める範囲との間で擦り合わせが必要になることがあります。特許事務所では、これらをより確実に、より効率よく行うためのノウハウが蓄積されていますので、煩雑な事務手続きや難しい法律の決まりに煩わされることなく、権利取得が可能です。
管理業務からの解放
出願後、特許庁から何らかの指令を受けた場合、決められた期間内に応答しなければ出願が却下されてしまいます。また、権利取得後も一定期間ごとに書類の提出や料金の納付が必要になり、もしも忘れてしまうと権利が消滅してしまいます。通常、特許事務所では出願を代理した案件は登録後の維持管理まで行いますので、出願中~登録後まで10年、20年の長期に渡る管理業務をすべて任せることができます。
専門家による包括的なサポート
特許事務所には、技術と法律の両方に精通した弁理士がいます。事前に弁理士が製品や事業について多角的にヒアリングした上で書類を作成することで、事業の方向性に沿った権利を取得することができ、また時には新たな視点から権利化可能性を見出すことができる場合もあります。特許事務所を利用することで、権利取得からその維持や活用に至るまで、包括的なサポートを受けることができます。